ある女性の患者さんが子宮筋腫の診察を受けるために病院の待合室にいました。

 

そこで、「週刊女性」の雑誌を見ていると私を取材した記事が載っています。

 

ミツバチの針で子宮筋腫が小さくなった写真が掲載された「蜂針療法」の記事です。

 

診察を受けると、子宮の中には数多くの筋腫があると言われ、お医者さんは手術を勧めたそうです。

 

お医者さんが勧める手術は子宮の全摘出です。

 

患者さんは最後の手段としても、蜂針療法を試そうと思い、私のもとに来ました。

 

蜂針療法の治療箇所は婦人病のツボを取穴し、へそ下の子宮の位置に多めにミツバチの針を打ちます。

 

6回の蜂針療法のあと、患者さんは再び病院の検査に行きました。

 

子宮筋腫の診察は内視鏡によって行われました。

 

医者  「・・・この前は筋腫がたくさんあって内視鏡が入らなかっ   たけど・・・それでは手術の日を決めましょう!」

 

患者さん「え?筋腫が見当たらないのに手術をするんですか?」

 

医者  「筋腫が無くなることはないので、必ず筋腫はありま 

     す。」         

 

患者さん「じつは・・・6回ほどミツバチの針で治療する、

     蜂針療法を受けたので、それで筋腫が無くなったんで

     はないですか・・・」      

 

お医者さんの顔がみるみる鬼のような形相になり激怒しました。

 

そして荒い口調で

 

「ミツバチの針で筋腫が無くなるなんてありえない!!

 小さくなるのもありえない!!私はミツバチの針療法は絶対認 めない!!手術の日を今決めなさい!!」

 

このお医者さんは女医さんです。

 

当時は雑誌にコラムを書いたり、テレビにも出演していたそうです。

 

患者さんは7回目に来たときに、ことの顛末を話してくれました。

 

それから数回蜂針療法を受けて、別の病院で子宮筋腫の診察を受けました。

 

CTとMRIでの検査を受けると、筋腫は1個も見当たりません。

 

医師は「子宮筋腫は無し」と診断しました。

 

蜂針療法が子宮筋腫に非常に良く効いた症例です。